フレイルについて
2018年06月15日
フレイルとは、「Frailty(フレイルティ)」という海外の老年医学の分野で使用されているに対する和訳になります。
「Frailty」を日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などになります。
年齢に伴って筋力や心身の活力が低下した病態のことで、このフレイルを経て多くの人は要介護状態になると言われています。
加齢によって身体が衰えていくのは自然のことですが、筋力低下などが起きる「身体的フレイル」のみならず、認知機能の低下やうつから起きる「精神・心理的フレイル」、歯や口の衰えから起きる「オーラルフレイル」、独居や閉じこもりを背景にした「社会的フレイル」などがあります。
これらのフレイルを予防することが介護状態にならない為に必要と考えられます。「栄養」「運動」「社会参加」の3つが予防には必要と言われています。
私の言いたいことは、例えば「運動」ならば、運動する際にどこか痛い所が気になったりして嫌になることがあると思います。そうなる前に痛みを取ったり、関節を動き易くするためにぜひ鍼灸やあん摩マッサージを受けて頂きたいのです。
フレイルは加齢とともに避けて通れない病態ではあると思いますが、それを遅らせることは個人の努力で出来ると思います。ぜひ「栄養」「運動」「社会参加」の3つを心掛けてフレイル予防をしてみてください。