高齢者に起こりやすい疾患の特徴⑨-2 「皮膚・感覚器系 聴覚障害」
2018年07月17日
今回は高齢者に起こりやすい疾患の特徴の皮膚・感覚器系の聴覚障害です。
聴覚障害としては内耳の障害による老人性難聴が起きます。
老人性難聴は、感音性難聴(高音域が聞き取りにくくなる)であり、声や音を大きくするだけでは聞こえやすくなりません。
治療による回復は見込めない為、補聴器の使用が有効です(嫌がる方も多いですが)。
中耳炎や耳垢など外耳および中耳の伝音機構の障害による難聴は伝音性難聴と言い、この場合は音を大きくすればはっきり聞こえるようになります。