高齢者に起こりやすい疾患の特徴② 「脳神経系」
2018年07月01日
今回は脳神経系の疾患です。
高齢者の脳神経系の変化の特徴として脳重量の減少と脳委縮が挙げられます。
ほとんどの方が加齢とともに記銘力(新しく体験したことを覚える力。記憶力は過去に体験したことを保持する力)の低下が見られます。
しかし、進行自体は緩やかで日常生活に大きく差し障ることは少ないと考えられています。
脳神経系の疾病としてアルツハイマー型認知症やパーキンソン病などがありますが、これらも加齢によって発生するものです。(いづれも若年性有り)
また、血管系でも脳血栓病と脳塞栓病も加齢と関係しています。また、免疫機能の変化に関連する側頭動脈炎なども高齢期によく見られる疾患になります。