ロコモティブシンドローム② その原因
2018年04月05日
ロコモティブシンドローム①では、ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは何か?40歳以上で4700万人がその予備軍であると説明しました。
今回はその原因について説明していきます。原因がわかれば対策ができます。
ロコモは運動器の機能に障害が起きて立つ・歩くなどの機能が低下した状態のことを指します。
運動器は老化によって衰えます。これは仕方のないことですが、ロコモには運動不足や栄養の偏りなどが大きく影響します。
エレベーターや自動車など便利で楽な移動手段によって、現代人は体を動かす機会が減る一方です。運動習慣のない生活を続けていると、徐々に運動器は衰えていきます。
体を動かさなくなると、体重が増えて肥満を招きます。すると膝や腰などの関節に大きな負担がかかり、膝痛や腰痛などが起こることがあります。
また、やせすぎると、体を支える骨や筋肉も弱くなってしまい、骨折などが起こりやすくなります。 痛みや骨折などが生じ、思うように体が動かせないと、ますます体を動かさなくなるという悪循環が起こります。
また、野菜不足やたんぱく質不足などの栄養バランスの偏りも肥満、やせすぎの原因となり影響を及ぼします。
その結果、自分の足で立ったり歩いたりすることができなくなり、介護が必要な状態になってしまうのです。
いかがでしょうか?要は、介護を受ける状態になる前に運動や栄養バランスなど見直して、ロコモを遠ざけるようにしましょう。
次回はおまちかね、ロコモをチェックするその名も「ロコチェック」です。